米国の自動車最大手、GMの欧州部門、オペル。そのオペルが、オーストラリア市場から撤退することが分かった。
これは8月2日、オペル オーストラリアが声明の中で明らかにしたもの。「オペルブランドが、オーストラリア市場から撤退する」と発表している。
オペルは2012年8月、オーストラリア市場に進出。『アストラ』、『インシグニア』、『コルサ』の販売を開始した。オーストラリア進出から、わずか1年で、撤退を決めた理由は何か。
オペル オーストラリアは、「現地では競争が激しく、最近では他社の値下げに追従せざる得ない状況。このような状況下で、大幅な値下げを行い、ブランドの認知度を引き上げるための投資を続けることは、財政的に実行不可能と判断した」と説明する。
その一方、オペルは、GMのオーストラリア部門、ホールデンとの間で、「オペル車を将来、ホールデン車としてOEM供給可能かどうか、協議していく」とコメントしている。