三菱重工業が発表した2013年度第1四半期(4-6月期)の連結決算は、営業利益が前年同期比3.3%減の353億円の小幅減益となった。
受注高は同18.9%増の5854億円なった。売上高も同15.1%増の7474億円と大幅増収となった。円安の進行による為替換算の影響や海外グループ会社の決算期変更、事業統合に伴う影響があった。
経常利益は為替差益の効果から、同10.7%増の280億円と増益だった。
セグメント別では、船舶・海洋は減収だったものの、円安の進行で収益が改善して営業黒字となった。航空・宇宙は民間航空機と防衛関係が増加して増収増益、原動機が増収減益、機械・鉄構が増収増益だった。
当期純利益は投資有価証券の売却益が減少したのに加え、事業構造改善費用の計上などで、同27.7%減の136億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。