PSA プジョーシトロエン の上半期決算、4億ユーロの赤字

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フランスの自動車大手、PSA プジョーシトロエンは7月31日、2013年上半期(1-6月)の決算を公表した。

同社の発表によると、グループ全体の売上高は、277億1000万ユーロ(約3兆6120億円)。前年同期比は3.9%のマイナスだった。このうち、本業の自動車事業の売上高は、186億9500万ユーロ(約2兆4370億円)。前年実績に対して、7.5%のマイナス。

また、2013年上半期の純損益は、4億2600万ユーロ(約555億円)の赤字。前年同期の8億1800万ユーロから赤字幅は縮小したものの、赤字が続く。

売上高の減少や赤字が続く大きな原因が、欧州の信用不安の影響を受けた新車販売の落ち込み。2013年上半期、地元フランスは前年同期比11%減、イタリアは11%減、スペインは5%減となるなど、新車販売が減少。また、2013年上半期の世界新車販売台数(ノックダウン生産分を含む)は146万1000台。前年同期比は9.8%減だった。

PSAプジョーシトロエンのフィリップ・バラン会長は、「2013年上半期、グループには回復に向けた最初の兆候が見える。困難な状況の中、利益を生む体制へと再生を図っていく」と述べている。

《森脇稔》

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