マレーシア都市部の住宅価格上昇に懸念の声 国民の6割が買えない状況に

マレーシアの不動産専門家は、都市部を中心とした住宅不動産価格が上昇傾向にあることを懸念事項として指摘している。

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシアの不動産専門家は、都市部を中心とした住宅不動産価格が上昇傾向にあることを懸念事項として指摘している。

セントゥルで先ごろ行われたコンドミニアムの発表イベントでは、およそ900ユニットが2日で完売したという。1ユニットの面積は1000平方フィートで、価格は80万リンギ。多くが投機家による購入で、値段が上がったころあいを見計らって売却することを見込んでいるという。

不動産価格の上昇により、マレーシア人の60%程度が不動産の購入をすることができない状態となっているという。首都圏クランバレーのテラスハウスの価格は平均70万リンギ程度にまで上昇しており、30年ローンを組んだ場合は毎月の支払いは3800リンギとなる。国民の60%は月収が4000リンギ以下で、住宅ローンの返済の負担が大きすぎるという。

千田真理子

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