新聞配達員のバイクをひき逃げ、23歳の男を逮捕

自動車 社会 社会

7月23日午前4時ごろ、茨城県ひたちなか市内の市道で、16歳の新聞配達員の男性が乗る原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に23歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

茨城県警・ひたちなか西署によると、現場はひたちなか市長堀町付近で片側1車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。同市内に在住する16歳男性が運転するバイクは交差点を直進していたが、右方向から交差進行してきた乗用車と出会い頭に衝突したものとみられる。

衝突の弾みでバイクは転倒。男性は路上へ投げ出された際に頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、約2時間後に死亡した。クルマはそのまま逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場で採取した破片から車種の特定を進めていたところ、同市内の駐車場に衝突痕のあるクルマが止められているとの通報があり、破損部位と破片を照合したところ、これが一致。クルマを使用している水戸市内に在住する23歳の男から任意で事情を聞いていたが、容疑への関与を大筋で認めたことから、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

事故当時、信号機は双方とも点滅の状態となっていた。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース