【フィット プロトタイプ】「最小回転半径変えずに後席80mm拡大」…車体設計担当

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フィット プロトタイプ
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ホンダの次期型『フィット』は、後席の足元空間を現行モデルより、80mm広くする一方で、ホイールベースは30mmの拡大に抑え、しかも最小回転半径は現行と変わらないままという。

次期型の車体設計のとりまとめを務める本田技術研究所の田中健樹主任研究員は「(後席に座った際の)膝のところの空間を80mmというと、拳まるまる1つ違うので、現行モデルとの違いがはっきりわかって頂けると思う」と語る。

「実は開発の過程で別の長さでも造ってみた。ホイールベースをむやみに伸ばしたくなかったので、50mmならどうか、もっと短くして30mmならどうかなどいろいろ試してみた。でも大事なのは乗った人が誰でも違いがはっきりとわかること、そこで80mmという数字がでてきた」と振り返る。

「それを造り出すのにホイールベースを、現行モデルと同じ最小回転半径で納まる限界の30mmだけ伸ばした。実際にはタイヤの切り角や、外輪と内輪の切れ角の差を変えることで、最小回転半径を伸ばさない工夫はしている」と明かす。

さらに「リアのテールゲートを薄く造ることで、荷室容量を減らさずに後席を(現行モデルより)後ろにセットにした。これは後席の下に燃料タンクが無いセンタータンクレイアウトだからできた。またエンジンルームを少し小さく造ったので、前輪の車軸に対して前席を10mmくらい前に出している。こうした工夫で後席80mmの余裕を生み出した」という。

田中氏は「日本でもコンパクトカーをファミリーカーとして使っている方がいる。グローバルでみるとアジアでは多人数で乗っていて、それを考えると結構、後席を使って頂いている。そうした時に、やはり圧倒的に広いというものを造り出せば、きっと今お乗りのお客様も買い換えて頂ける」と述べた。
《小松哲也》

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