ボーイングは7月15日、同社で製造されたF‐18スーパーホーネットが、顧客に納入される前の飛行テストを行う様子を撮影したビデオを公開した。
ボーイングのテストパイロットであるスティーブ(ブル)・シュミットは月に数度、生産ラインから出された新しいジェット機が、軍用の顧客に納入される直前に、機能が安全に動作するかを判断するテスト飛行を行なっている。
「新しい航空機を飛ばすのは、それ以前に行われたさまざまな仕事の最終到達点だ。エンジニア達やメカニック達が組み立てた航空機を飛行させるということは、彼等の努力の反映と言えるだろう」とシュミットは語った。
シュミットは彼のキャリアにおいて400以上の生産処女飛行を行い、T-45やF-15、F-18などが含まれる。
最初に飛行するジェット機に関する危険性について、シュミットはそれがいつも彼の脳裏にあることを認めている。
シュミットは1984年から、F-14のアメリカ海軍パイロットとして務めた。20年後に彼は海軍から退役し、現在の職業に就いている。