自動車整備関連機器の専門商社、サンコーは「ECO冷風機」を初展示している。水が蒸発する際の気化熱を利用して冷風を送り出す家庭用冷風扇の業務用版。いたってシンプルかつローテクながら、冷媒を使ったスポットクーラーに比べ電気代が10分の1以下で済むという。
またスポットクーラーよりも広い範囲に冷風あたるため、多人数が利用できるのも利点。風量が毎時3500立方メートルの「MIK-35EX」と、同7000立方メートルの「MIK-35EX」の2タイプあり、価格はそれぞれ9万6000円、13万6000円。
いずれのタイプも1回の給水で連続5時間使用できる。またタンク取り外さなくても直接給水できるよう背面にノズルも備えている。「整備業者のほか、倉庫向け、さらには学校からの引き合いもきている」(永瀬道晴社長)という。