ボーイングは6月26日、エベレットの従業員達が、最初のアメリカ空軍のKC‐46A航空給油タンカーの最初の翼桁部分を積載し、この航空機の生産を開始した。同社では14年間で179タンカーを納入する予定。KC‐46Aは商用767‐200Rがベース。
「空軍は我々の最優先の近代化工場が製作を開始したことについて、本当にエキサイトし、喜んでいる」と米空軍プログラムのタンカーの副司令官である、ジョン・トンプソン少将は語った。
翼桁、翼の主要構造部分は、82フィート5インチの長さを持つ。航空機において、それは飛行積載と飛行機が飛んでいない時の翼の重さに対して、主要なサポートを提供する。
プログラムの次の構造的達成である空軍の主要デザイン審査は、次の月に開始される。
「私達は過去2年間に、空軍とボーイングが開発してきた強いパートナーシップを築いています。強化された飛行デッキから近代化された給油用チューブまで、私達のタンカーはさらに多量の燃料を供給し、さらなる乗務員や荷物、医療患者を運ぶことを可能し、他に類を見ない機能を提供します」とボーイングの副社長及びKC‐46タンカープログラム管理人のマウリーン・ダウアティー女史は語った。
次の6月には、ボーイングはシアトルのボーイング・フィールドで、軍の特殊なシステムを航空機にインストールを始め、同時にテストを行うこととなる。完全に準備されたタンカーの最初の飛行は、2015年の初めに予定され、最初の納入は2016年に予定されている。
ボーイングは最初の18機のKC‐46Aを2017年までに納入することを予想しており、もし契約の全てのオプションが履行された場合、合計179機が2027年までに納入されることとなる。