ここ数年、女性を積極的に重要ポストに起用してきた米国の自動車最大手、GM。同社での女性躍進のきっかけとなった女性副社長が、GMを退職することが分かった。
これは6月21日、GMが明らかにしたもの。欧州のシボレーとキャデラックを担当するスーザン・ドカティ副社長が、9月末をもって、GMを退職すると告げられている。
スーザン・ドカティ副社長は現在、51歳。2009年、当時のGMのウィッテーカー会長に手腕を評価され、営業&マーケティング担当の責任者に昇格した。
スーザン・ドカティ副社長は、「GMで働いたこの30年間、世界市場の動向は目まぐるしく変わった。ここで休みを取り、家族との時間を過ごしたい。GMの成功が続くことを望む」とコメント。
GMのトム・リー副社長は、「彼女は27年以上、GMに勤務。多くの営業とマーケティング活動をサポートしてきた」と述べ、その功績を讃えている。