ホンダの中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司(HMCI)は6月14日、中国における四輪車生産販売合弁である広汽ホンダと東風ホンダとの3社合同で、中国・北京にて、今後の技術戦略の方針、新機種投入計画、研究開発の現地化強化について発表した。
ホンダは、走行性能と低燃費を両立させる新世代パワートレイン技術群「アース・ドリームス・テクノロジー」を適用した、新型『アコード』および『JADE(中国名:傑徳)』を今年9月に発売し、適用モデルを順次拡大していく。
また、ハイブリッド車の開発・生産・部品調達を中国国内で行うための体制を整え、リーズナブルな価格での提供を実現。中国国内での生産については3年以内の開始を目標とした。
安全技術では、追突軽減ブレーキ、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーン・ウォッチ、アクティブコーナリングライトなどの衝突回避・予防安全の先進技術を新型アコードから実用化し、順次適用モデルを拡大していく。
快適技術では、今月発売予定の新型車『CRIDER(中国名:凌派)』には、スマートフォンと連動するディスプレイオーディオを搭載し、快適な運転のための情報を提供していく。また、テレマティクスサービス「HondaLink」についても中国に3年以内に提供する予定だとした。
さらに中国事業の強化として、デザイン、設計、走行テストを中国で完結するなど、開発体制を強化。中国人スタッフが主体となって開発した『CRIDER』、中国市場をメインターゲットとして開発した『JADE』をはじめ、 2015年末までに、12モデルの新機種を中国に投入する予定。