米国の自動車最大手、GMは6月10日、グローバル・ビジネス・サービス部門を設立すると発表した。
グローバル・ビジネス・サービス部門は、自動車の開発や生産・販売など自動車メーカーの本業を支える金融、人事、不動産、購買など、バックオフィス機能を統括する新組織として設立。GMはこれにより、今後4年間で、最低でも30%のコスト削減を見込む。
グローバル・ビジネス・サービス部門の副社長には、現在北米の生産担当副社長のダイアナ・トレンブリー氏が、7月1日付けで着任する予定。同氏は現在53歳。GMでは36年のキャリアを持ち、主に生産や労働組合との交渉を担当してきた。
ダイアナ・トレンブリー氏は、GMのダン・アンマン上級副社長兼CFO(最高財務責任者)に、事業の進捗具合をレポートする体制を取る。
ダン・アンマン上級副社長兼CFOは、「グローバル・ビジネス・サービス部門設立によるコスト削減分を、顧客のための新車開発に注ぎ込むつもりだ」とコメントしている。