飲酒運転の発覚を恐れて逃走、車庫入れしていたクルマに突っ込む

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6月7日午前0時15分ごろ、千葉県袖ケ浦市内の国道409号で、パトカーの追跡を受けていた軽乗用車が、民家敷地内の駐車場に進入しようとしていた乗用車に衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車に同乗していた48歳の女性が死亡している。

千葉県警・木更津署によると、袖ケ浦市野里付近をパトカーでパトロールしていた同署員が、ウインカーを使用しないまま交差点を進行した軽乗用車を発見。停止を命じたところ、クルマはこれを無視して逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始。クルマは速度を上げ、赤信号を無視して逃走を続け、約1km離れた袖ケ浦市三箇付近の国道409号(片側1車線の直線区間)を走行していた際、民家敷地内の駐車場へ車庫入れするために車道を塞いでいた乗用車の右側面部に衝突した。

この事故で軽乗用車の助手席に同乗していた48歳の女性が頭部強打などで死亡。乗用車を運転していた20歳の男性も頭部などを打撲する軽傷を負った。軽乗用車を運転していた木更津市内に在住する26歳の男も負傷したが、アルコール検知で酒気帯び相当量のアルコール分が検出されたことから、警察は同日夕方に男を自動車運転過失致死傷や道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しており、警察では事故発生の経緯について詳しく調べている。

《石田真一》

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