自動車用電子部品製造のオーエンスなど2社、民事再生法の適用を申請…負債総額30億円

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自動車用電子部品製造のオーエンス(愛知県東郷町)と、関係会社のサンオオカワが、6月7日に名古屋地裁へ民事再生法の適用を申請したことがわかった。負債総額は2社合計で約30億4780万円。

帝国データバンクによると、オーエンスは1975年6月創業、主にプリント基板を含む各種産業用電子機器向け部品製造を手がけ、自動車電装部品を中心に電動工具、家電・弱電部品、遊技機業界に供給していた。開発から設計・製造まで自社で一貫体制を構築、最盛期の1992年6月期は年売上高約45億1400万円、申告所得約3億4800万円をあげるなど、高額納税法人として事業基盤を形成していた。

しかし、リーマン・ショック以降、景況が大きく後退、さらにタイの洪水騒動や東日本大震災発生によるサプライチェーンの寸断などが追い打ちをかけて受注減少を余儀なくされたため、2012年6月期の年売上高は約14億4700万円に落ち込んでいた。

この間、為替デリバティブ評価損の発生も加わり、とりわけ2008年6月期以降は毎期2億円以上の最終損失計上を強いられ、大幅な債務超過に陥っていた。中小企業金融円滑化法の利用とともにリストラにも取り組んだものの減収傾向に歯止めがかからず、年商規模を上回る借入金が固定化。さらに多額の減価償却費なども負担となっていたところ、ここへきて資金繰りがつかなくなったことから、今回の措置となった。

サンオオカワは、2000年4月設立。オーエンスの資材調達の窓口として同社への供給を主体としていたが、連鎖した。
《纐纈敏也@DAYS》

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