ジョホール州のモハメド・カレド・ノルディン首相はこのほど、同州内の外国人を対象に不動産固定資産税を引き上げる計画を明らかにした。
これを受け不動産業界などから、外国人投資への冷え込みへの懸念の声が上がっている。同州の不動産を所有する外国人は13万人いるという。
モハメド・カレド州首相は、同州の不動産価格上昇が続いていると言明。1980年代を最後に行われていなかった不動産価値の再評価を行なう方針を明らかにし、事実上の不動産増税を実施する考えを示した。その上で増税を行う対象を高額な不動産に限るとして、一般の州民への影響がないことを強調した。また引き上げ幅については今後の検討を待つと述べ、年末には実施したい考えを示した。