ボーイング、NASAの商用クループログラムのテストを完了

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CST-100スケールモデルの風洞実験
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ボーイングは5月31日、統合商用クルー輸送システムの2つの重要なテストを完了し、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)と共にアメリカ合衆国の人類を宇宙に再び送り出す機能が回復に近づいたことを公表した。

チームはごく最近、クルー・スペース・トランスポーテーション100(CST-100)とローンチ・ビークル・アダプター、アトラスVロケットが連結されたスケールモデルの風洞実験と、ケンタウルスロケット・ステージの推進テストを完了した。

「打ち上げロケットアダプターで連結されたCST-100とアトラスVは予想通りに動作し、それらが飛行中にどのように動作するかという我々の予想を確証した」とボーイングの商用プログラム部門の副社長兼プログラム管理者のジョン・マルホランド氏は語った。

CST-100は最高7人の人員もしくは人員と荷物の混合を、国際宇宙ステーションやビゲロー・エアロスペースの計画中の宇宙ステーションといった、周回低軌道上の目的地まで運ぶことができる。

この風洞実験の後、ケンタウルスロケット・ステージが液体酸素を酸素タンクから酸素が液体水素と混合される2機のケンタウルスエンジンに移動させることによって、いかに推進力を作り出すかというテストが実施された。

ケンタウルスのステージは、アトラスVがロケット全体を宇宙に打ち上げた後、宇宙船を目標とする周回上まで推進する。今回の商用クループログラム(CCP)が有人宇宙船での最初の使用となるにしても、ケンタウルスは1960年代からすでに140回を超える飛行を行っている。

「ケンタウルスは、NASAの他の世界への最も成功を見た宇宙船を打ち上げた長い過去を持つ。それはこれ以前に有人宇宙船に使用されたことがない為、これらのテストはアトラスVの先端に乗船する乗組員にスムーズで安全な動作を確証する為に非常に重要である」とフロリダ州のケネディー宇宙センターのNASAのCCP管理者であるエド・マンゴ氏は語った。

ヒューストンにいるボーイングのエンジニアは現在、CST-100のインテリアの設定を行なっており、それは6月の終わりに終了することが予定されている。
《河村兵衛》

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