スイスのビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が30日発表した「2013年世界競争力年鑑」で、マレーシアが前年の14位から順位を一つ下げ、15位にとなった。
東南アジア諸国連合(ASEAN)ではシンガポール(5位)に次いで高ランクだった。
マレーシアは▽豪州(16位)▽英国(18位)▽中国(21位)▽日本(24位)▽タイ(27位)--を上回った。
同ランキングは60カ国・地域を▽経済成果▽政府効率▽ビジネス効率▽インフラ--のカテゴリーに分けて評価したもので、トップは米国で2位以下はスイス、香港、スウェーデンの順となった。
IMDのステファニ・ガレリ所長は、地理的優位性や土地活用の有効性から10位以内にランクインできる可能性があるとコメント。技術労働者や製造能力においても他国に比べ優れていると指摘した。
一方マイナス要因として石油収入の依存を挙げ、経済改革プログラム(ETP)による改革の改革が必要だと指摘した。