証券委員会(SC)は27日、中小企業など未上場会社が資金を調達できる、証券取引所の代替となるオンライン市場(名称はマイULM)の開設を検討していると明らかにした。
SCは利害関係者と昨年協議を持っており、さらに協議を重ね内容を煮詰める。未上場の債券、事業信託、差金決済取引を上場することも検討している。
こうした企業、商品への投資はリスクを伴うため、SCは取引に参加できる者を、証券業者、企業金融アドバイザー、法律事務所、会計監査事務所、不動産鑑定士など、情報に基づく投資判断ができる投資家に限定する方針だ。
新興企業など資金を必要としている発展途上の企業には、証取上場のような面倒な手続きなしに資金調達の手段が提供される。フェイスブックも上場前にこうした市場を経由した。