ホンダ、米国にモータースポーツの新技術センターを開業

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インディ500マシンと佐藤琢磨選手
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ホンダの北米モータースポーツ部門、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)は5月22日、インディアナ州ブラウンズバーグに、新たな技術センターを開業したと発表した。

HPDはカリフォルニア州に本拠を置き、2013年に、設立から20周年を迎える。北米におけるホンダのモータースポーツ活動の中核拠点であり、インディカーシリーズへのエンジン供給や、ALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)への参戦を行っている。

今回、インディアナ州ブラウンズバーグに開業した新しい技術センターでは、DIL(ドライバー・イン・ザ・ループ)と呼ばれる高度なドライビングシミュレーターの最新バージョンを設置。DILは2007年に開発されたもので、モータースポーツ参戦チームの開発に要する時間と費用を削減する効果を発揮してきた。

HPDは新しい技術センターにDILの最新型を導入することで、モータースポーツ参戦チームの開発をサポートする体制をいっそう強化。将来的に、ホンダエンジンの供給先を増やすことを目指す。

HPDのスティーブ・エリクセン副社長は、「次期『NSX』の開発と生産をオハイオで行うと決めたように、新技術センターもホンダがR&D活動を北米モータースポーツの中心に据えていることを示す好例」とコメントしている。

《森脇稔》

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