関西国際空港の国際線発着回数が19か月ぶりにマイナス…4月

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新関西国際空港は4月の関西国際空港、大阪国際空港の運営概況を発表した。

関西空港の発着回数は、国際線旅客便が前年同月比1%減の5628回と、19か月ぶりに前年を下回った。中国方面は減便により落ち込んだものの、台湾や他のアジア方面の増便で微減にとどまった。

国内線は新規就航や増便などにより合計で同5%増の3381回と引き続き順調。

国際線旅客数は、全体として同1%減の93万2998人と18か月ぶりに前年を下回った。円安などの影響もあり、日本人旅客が同14%減の45万7680人と2か月ぶりに前年を下回った。外国人旅客は同20%増の45万7180人と、14か月連続で前年を上回っており、月間として開港来過去最高となった。

国内線旅客数は同14%増の41万8652人と、19か月連続で前年を上回った。

貨物量は、国際線貨物量が3カ月連続でマイナスだった。積込は6か月連続マイナス、取卸が2か月ぶりに前年を下回った。

大阪空港(伊丹)の発着回数は、プロペラ機発着枠が一部低騒音ジェット機枠へ転換されたことによる増便などから、同10%増の1万1346回と2か月連続プラスで、関西国際空港が開港して以来、4月として過去最高の実績となった。

国内線旅客数は、同2%増の1107万5392人と、5か月ぶりに前年を上回った。貨物量は、積込量が同5%増、取卸量が同7%増で、総取扱量が同6%増と9か月連続で前年を上回った。

《レスポンス編集部》

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