インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)は5月21日、車載用パワーMOSFETのCOOLiRFET(TM)シリーズ22品種を発売した。
新商品はいずれも、オン抵抗(内部抵抗)が低く、電動パワー・ステアリング(EPS)、ブレーキ・システム、および内燃機関の自動車やマイクロ・ハイブリッド車のプラットフォームなど負荷の大きい用途に適している。
22品種とも、車載部品の品質規格AEC-Q101準拠の耐圧40VのnチャネルMOSFETで、IR社の確立されたGen12.7トレンチ技術を採用。最もオン抵抗が低いD2Pak-7Pパッケージに封止したAUIRFS8409-7Pは、最大定格電流240Aまで、ゲート-ソース間電圧10Vのときに最大値で0.75mΩとなる。
また、効率、電力密度、信頼性を高め、導通損失が低く、アバランシェ特性が強化されている。この特性によって、これらの新しいCOOLiRFET(TM)デバイスを利用する多くの用途で、最先端のMOSFETよりも非常に低い発熱で動作する。
今回の製品は車載部品の品質規格AEC-Q101に準拠。また、すべて鉛フリーで欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)にも準拠している。