ボーイング、子会社が自衛隊向けにスキャンイーグル無人システムを供給

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ボーイングは、グループでオーストラリアに拠点を置くインシツ・パシフィックが、パートナー企業である三菱重工業にスキャンイーグル無人機システムをデリバリーしたと発表した。

今回のデリバリーで、スキャンイーグルは、日本の自衛隊による運用の準備が完了した。

今回のデリバリーは、2012年に三菱重工がスキャンイーグルを自衛隊へ納入する契約に基づいたもの。

自衛隊は、東日本大震災と津波災害の経験を受け、天災・人災を問わず、被害状況を把握してリアルタイムに必要情報を緊急対応チームに提供する能力を持つ無人機システムの必要性を認識、日本政府にとっても導入は最優先事項となっていた。

ボーイングとインシツ・パシフィクは、日本の要求を満たすスキャンイーグル納入の実現に向け、日本のパートナー企業である双日と三菱重工業とともに緊密に対応してきた。

自衛隊は今後12カ月にわたってスキャンイーグルの運用に向けたテストと評価を実施する。

インシツ・パシフィックは、米国を拠点とするインシツの子会社で、オーストラリアのクイーンズランドにオフィスを構え、2009年6月以来、アジア太平洋地域の民・防の両分野の顧客向けに無人機サービスを提供している。

インシツの無人機シリーズはこれまでに総計で7万6000回のミッションで71万1000時間以上の飛行時間を記録している。

《レスポンス編集部》

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