アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月15日、シエラネバダ社の「ドリームチェイサー」を亜音速の状態で操作した際の特徴を評価するため、週内にも宇宙飛行士のグループがラングレー研究所(バージニア州ハンプトン)の模擬試験装置の中に入ると発表した。
ドリームチェイサーは、SpaceX社の有人型ドラゴン宇宙船などと並ぶ、米国の次期有人宇宙船の一つ。かつてNASAがラングレー研究所で開発を進めていたリフティングボディ機「HL-20」のデザインをベースにしている。
試験に臨む宇宙飛行士はさまざまな大気の状況別の操作評価や航法誘導の性能評価を行う。模擬試験終了後はエドワーズ空軍基地(カリフォルニア州)で最終飛行試験を実施し、1万フィート(約3km)で60秒間飛行する予定。