日立、「テレマティックスデータ加工配信サービス」を開発…Windows Azure活用

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日立、「テレマティックスデータ加工配信サービス」を開発
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日立製作所は、車載情報システム「テレマティックス通信ユニット」(TCU)に蓄積されている走行履歴情報などを分析・加工して、クラウドで提供する「日立テレマティクスデータ加工配信サービス」を開発した。

新しいサービスを利用することで、自動車メーカーは、自社で収集したテレマティクス分野のビッグデータを分析・加工、配信するシステムについて、提供する企業ごとにそれぞれ構築することが不要となる。これらビッグデータを活用し、新たなサービスを創出したい企業は、テレマティクス分野の様々な情報から、加工・分析された情報を、自動車メーカーから取得・活用できる。

新サービスは、日産自動車が販売する電気自動車「リーフ」の走行情報を始めとしたテレマティクス分野のビッグデータを、走行距離連動型自動車保険として、損害保険ジャパンが7月1日から提供開始する個人向け自動車保険「ドラログ」に活用するための連携システムに採用された。

日立が提供を開始する「日立テレマティクスデータ加工配信サービス」は、走行距離や燃費、電費といった走行履歴情報、電池残量といった車両に関する情報、位置情報など、TCUなどに蓄積された自動車に関する様々なテレマティクス関連情報を、自動車の所有者との契約により収集した自動車メーカーを通じて日立のデータセンターで分析・加工した上で、自動車メーカーと利用企業との契約内容に沿って、それらの情報を利用したい企業向けに配信する。

サービスでは、日立クラウドソリューション「ハーモニアスクラウド」とマイクロソフトの世界各地域のデータセンターから提供されるパブリッククラウドサービス「Windows Azure」とを組み合わせたシステムで提供する。

《レスポンス編集部》

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