先頃帰還した宇宙飛行士クリス・ハドフィールドさんが国際宇宙ステーション(ISS)内で製作したミュージックビデオが12日にYouTubeで公開され、14日13時現在で約400万回も再生される人気動画となっている。
同MVは、デヴィッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」を、ハドフィールドさんがアコースティックギターを弾きながら歌っている。デヴィッド・ボウイの公式サイトによると、音源の大部分は地球上でジョー・コーコラン(Joe Corcoran)氏らによって製作されたものだが、ギターおよびボーカルパートは宇宙でレコーディングされたという。宇宙でレコーディングおよび撮影されたミュージックビデオは人類初のものだ。
なお、楽曲にはピアノ、ドラム、メロトロン、ファズの効いたベースのほかに、ハドフィールドさんが宇宙から音楽共有サービスSoundCloudにアップロードした国際宇宙ステーション内の環境音も使用されているとのこと。宇宙でしか作れない映像と音を楽しむことができる。