米国の自動車大手、フォードモーターは5月13日、2013年第1四半期(1-3月)の欧州新車販売において、フォード『フィエスタ』がスモールカーのベストセラー車になったと発表した。
これは、大手調査会社のJATOダイナミクスの公表したデータをもとに、フォードモーターが明らかにしたもの。JATOダイナミクスのデータによると、第1四半期、フィエスタは欧州で7万7800台を販売。競合車に1万4000台以上の差をつけ、スモールカー部門のベストセラー車に君臨している。
前年実績との比較では、フィエスタは前年同期比8%の伸び。フォードモーターによると、スモールカー市場全体平均の1.2%の伸びを上回るという。
好調な販売の要因のひとつが、欧州向けのフィエスタに追加設定した「1.0エコブースト」エンジン。このエンジンは、排気量わずか1.0リットルの直列3気筒ガソリンエンジンをターボチャージャーで過給。必要十分なパワー特性と、CO2排出量100g/km以下という高い環境性能を実現する。
欧州フォードのRoelant de Waard営業&マーケティング担当副社長は、「この数字はフィエスタが欧州のスモールカーの顧客に、多くの支持を集めている証」と述べている。