アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月7日、米国MEIテクノロジーと電気装置技術サービスの供給に関する仮契約を一定期間延長すると発表した。
契約期間は9日から10月8日まで5か月間延長される。納期未定・数量不確定(IDIQ)契約の発注規模は、期間延長に伴い、最大で約5000万ドル(約49億円)増の約2億8700万ドル(約284億円)になる見通し。なお、今回の仮契約は、本契約が正式に結ばれるまで、供給を維持するための措置となる。
MEI社は、宇宙飛行、飛行機輸送、地上システムのハードウェア・ソフトウェアの研究、デザイン、開発、製造、統合、実験、検査を実施した上で、より進んだ宇宙・科学ミッションを可能にする新技術の開発や検証といった契約義務も果たすことになる。
また、今回の契約には、全球降水観測計画、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、X線天文衛星「ASTRO-H」などの注目プロジェクトが含まれており、今後の進展が期待される。