マツダは5月9日、小飼雅道取締役専務執行役員(58)が社長兼CEO(最高経営責任者)に昇格する人事を内定したと発表した。山内孝社長兼CEO(68)は、社長職とともに兼務している会長職に代表権をもってとどまる。いずれも6月25日に開く株主総会後の取締役会で就任する。
山内社長は、米フォードモーターとの提携関係が見直された2008年11月に就任しており、SKYACTIV技術の導入やモノ造り革新などの構造改革を進めてきた。13年3月期の業績が5年ぶりに黒字転換したのを機に、経営体制の若返りを図る。
小飼次期社長は1977年に東北大工学部を卒業後、マツダに入社。2004年執行役員防府工場長、08年常務執行役員、10年から取締役専務執行役員。長野県出身。