WRCは5月1日、この日行われたラリーアルゼンチンの予選の結果から、ドライバー達が選択した第1日目のオープニングステージのスタート順を公表した。
ラリーのベースであるカルロス・パズのコンディションが暖かくドライであることから、予選で最速タイムを記録したフィンランド人ドライバーのヤリ-マティ・ラトバラは12人のドライバー達の中で最後尾スタートを選択し、ベストの路面コンディションを期待することとなった。
このフォルクスワーゲン・ポロRのドライバーは、早い順のスターターが路面から滑り易い砂利を掃き散らして、彼にとって有利に働くクリーンで速いラインを残すと信じており、雨の可能性でさえ彼の決定を揺るがすものではなかった。
「最後尾でスタートする方が良いと思う。天候はドライで、もし雨が降ったとしても、それほど路面に変化はないはずだ」とラトバラは語った。
予選で2位だったシトロエンのセバスチャン・ローブはラトバラのすぐ前でのスタート順を選択し、予選3位だったポロRのセバスチャン・オジエはローブの前でスタートすることとなった。
フォード・フィエスタRSでの先頭からのスタートを選択したエフゲニー・ノビコフの除く他の全てのドライバーは、スタートの遅い順からポジションを選んだ。
「自分には2つのオプションしかなかった。最初にスタートするか5番目にスタートするかだが、自分にとっては最初を選ぶのが正しいと思った。第一に前を行く全てのドライバー達は自分とは完全に違うラインを通る可能性があり、第二に前方の車によって、石が路面に引き寄せられることが無いと思ったからだ」とロシア人ドライバーは彼の選択について説明した。
尚、ラリーアルゼンチンの第1レグのスタート順は以下の通りである。
1.エフゲニー・ノビコフ
2.ガブリエル・ポッツォ
3.ミカル・コシューツコ
4.マーティン・プロコップ
5.アンドレアス・ミケルセン
6.ティエリー・ヌービル
7.マッズ・オストベルグ
8.ミッコ・ヒルボネン
9.ダニ・ソルド
10.セバスチャン・オジエ
11.セバスチャン・ローブ
12.ヤリ-マティ・ラトバラ