選挙戦が本格化する中、与野党双方の運動員による衝突や選挙違反事件が相次いでいる。
23日にはペナン州ニボン・テバルの与党連合・国民戦線(BN)事務所の裏で爆発が起き、与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)青年部の党員1人が負傷した。
爆発は人民運動党(ゲラカン)ペナン州支部のテン・ホックナム支部長のスピーチ中に起こった。約3,000人が集まっていた。爆破装置はボストンで起きた爆破事件にも使われたものと同様の仕組で、ごみ置き場に設置されていた。爆発で飛んだプラスティックの破片で通りかかった党員が負傷した。
ペナン州の警察によると、爆破装置にはタイマーが仕掛けられていた。爆弾処理班は事件から数時間後、同様の装置を現場付近で見つけた。
セランゴール州では24日、BNの選挙事務所に火炎瓶が投げ込まれる事件が起きた。けが人は出なかったが選挙活動に使う旗やバナーが燃えた。