17日午前9時35分ごろ、東京都中野区内の都道で、緊急走行中の白バイと、交差点でUターンしていたトラック(ゴミ収集車)が衝突する事故が起きた。白バイは転倒し、運転していた33歳の男性巡査部長が意識不明の重体となっている。
警視庁・中野署によると、現場は中野区東中野付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。トラックは交差点でUターンしようとしていたが、対向車線側を直進してきた第4交通機動隊の白バイの進路を塞ぐ状態となり、白バイはそのままトラックの側面部に衝突した。
衝突によって白バイは大破。運転していた同隊に所属する33歳の男性巡査部長は近くの病院へ収容されたが、全身強打で意識不明の重体となった。警察はトラックを運転していた足立区内に在住する45歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
事故当時、白バイは違反車両を追跡していたとみられ、サイレンと赤色灯を使用した緊急走行状態だった。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。