4月13日より、フォード・ジャパン・リミテッドは『フォーカス』の発売を開始した。フォード・ジャパン・リミテッドにとっては、久々の小型ハッチバックの商品投入である。
フォードのブランドイメージについて、マーケティング部の野口美生さんは同車試乗会場にて、認知度という面では弱いと話す。商品面においても、『マスタング』や『エクスプローラー』といった北米商品が強く、「コンパクトな乗用車のイメージは一切出てこないのが実情です」とする。
今回の導入にあたり、フォード・ジャパン・リミテッドは綿密なマーケット分析を行った。具体的には、Cセグメントのユーザー像を分析。特に購入者のデモグラフィックを考えたうえで、スペックを決定。また、価格もCセグメントの最量販の価格帯に位置するようにした結果、まずは1グレードでの導入となった。野口さんは、「現在の販売網等を考えると、複数グレードを最初から導入することは厳しく、1グレードで集中して販売して欲しいと考えたのです。しかし、将来的には、ユーザーにとっても選択肢がある方が良いので考えては行きたいですね」と今後のグレード追加の可能性について語った。