WRC、ジュニアWRC開幕に向けて若手の有能なドライバー達が勢ぞろい

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2013年FIAジュニアWRCチャンピオンシップの参加者達
  • 2013年FIAジュニアWRCチャンピオンシップの参加者達
  • フォード・フィエスタR2

WRCは4月11日、世界中から集まった才能あふれる20人の若手ドライバーと副ドライバーがラリーポルトガルを皮切りに、2013年FIAジュニアWRCチャンピオンシップを競う準備が整ったことを発表した。

8つの異なる国々から参加する10人のドライバーと10人の副ドライバーはフォード・フィエスタR2のワンメイクで最初の6ラウンドを競うこととなる。

このシリーズはFIA WRCアカデミーからアップグレードされたフル・ワールドタイトルのステータスを持ち、世界的なステージで未来のスターになる可能性のある彼等の才能を誇示する、最初の機会と位置づけられる。

過去のジュニアWRCチャンピオンの栄冠に輝いたドライバーには、セバスチャン・ローブ、ダニ・ソルド、セバスチャン・オジエなどがいる。

シリーズはポルトガルとギリシャ、フィンランドの砂利道イベントと、ドイツとフランスでのアスファルト、スペインでの混合路面ラリーから構成され、1986年1月以降に生まれたドライバーのみが参加資格を持つ。

ヤレイ・レメス(スペイン)、ホセ・スアレス(スペイン)、ポンタス・タイデマンドの3名は昨年のシリーズで競った経験を持ち、新たにサンダー・パーン(エストニア)、マーティン・コエイ(スロバキア)、アンドレアス・アンバーグ(フィンランド)、ムラト・ボスタンチ(トルコ)、マイケル・ブッリ(チェコ)、ニコ・ニエミネン(フィンランド)、マリウス・アーセン(ノルウェー)の7名が新たにドライバーとして加わる。

全てのフィエスタR2はM-スポーツによって供給、準備、メンテナンスを受け、韓国のハンコックタイヤがワンメイクでタイヤを供給する。

WRCラリーのディレクターであるヤルモ・マホネン氏は、このシリーズが以前の2度のシーズンのエキサイトメントに恥じないものとなる自信を見せている。

「我々はすでにこのシリーズの2度の素晴らしいシーズンを持ち、双方の勝者は彼等のラリーのキャリアを前進させる機会を掴んでいる。FIAのジュニアシリーズは若者達に大きな成功を収めるための跳躍台であることを証明し、彼等に現実的な価格で世界のステージで輝く機会を与える。統一された車とタイヤのシステムは、ドライバー達に同レベルの競争フィールドを提供する。」とマホネン氏は語った。

ジュニアWRCのカテゴリーはラリーポルトガルの3レグの内の最初の2レグ、239.09キロメートルの11のスペシャルステージをカバーする。

《河村兵衛》

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