WRCの第4戦ラリー・ポルトガルにおいて、シトロエン『DS3』を駆るダニ・ソルドが4.98キロメートルのVale do Judeuステージで、チャンピオンシップリーダーのセバスチャン・オジエのフォルクスワーゲン『ポロR』より0.7秒速い予選最速タイムを記録した。
オジエのチームメイトであるヤリ-マティ・ラトバラは10分の1秒遅く、フォード・『フィエスタRS』を駆るマッズ・オストベルグもまた10分の1秒遅れの4位のタイムだった。
ソルドの予選での勝利は、FIAワールド・ラリー・チャンピオンシップ第4戦のウォームアップである、先週末にポルトガル北部で行われたファフェ・ラリースプリントでの優勝を追うものである。
この結果は29才のドライバーにとって、先月のラリーメキシコでの砂利道での惨めな姿を切り払う、転機の兆しを象徴するものである。彼はメキシコにおいて4位でフィニッシュしたとは言え、勝者から6分以上も遅かった。
ソルドは今、この午後に13人のドライバーが彼等のWRCカーのスターティング・ポジションを選ぶ際に、最初にポジションを選ぶ権利を有する。
ステージが乾いて砂利が散らばった状態で、もし彼が先行するドライバーによって道のほとんどがきれいに掃かれる最後のスタート以外のポジションを選択するとしたら、それは大きな驚きである。
シトロエンチームのミッコ・ヒルボネンのDS3は5番目に速いタイムで、チームメイトに1.3秒遅れをとった。エフゲニー・ノビコフのフィエスタRSは0.3秒遅れの6位だった。