2013FIMモトクロス世界選手権シリーズ第3戦は、4月1日、オランダ・ファルケンスワルトで開催。モンスター・エナジー・ヤマハのジョエル・ローランツは総合11位にとどまった。オランダのサンドコースはいつものように無数のバンプと穴ができることはなく、技術的なレベルは例年ほどの高さではなかった。今大会ではMX3とウイメンズ・ワールドチャンピオンシップのイベントも同日開催された。イースター・ウイークエンドを通して青空には恵まれたものの、寒風が吹く中、2万7000人のファンが詰めかけた。ローランツは両レースで順位を上げるのに苦しんだ。第1ヒートではひやりとするシーンを何度も見せ、小さなミスも繰り返してしまい14位でフィニッシュするにとどまった。第2ヒートでは抑えた走りで10位に入ったものの、ローランツにとってチームもYZ450FMもわずか3戦目。「結果が潜在能力を示していない」典型的な例となった。スティーブン・フロサードは火曜日の練習走行中に他のライダーが方向を変えたため接触。フロサードは左足掌骨を痛め、競技を行うことができなかった。フロサードは日曜日に走行したものの、悪化させてしまい、手術を受けることを決めた。骨折した部分をピンで固定し、2週間後のイタリアGP参戦を目指す。次戦の第4戦は2週間後にイタリア・レイクガルダ北部のアルコ・ディ・トレントで開催される。■WMX 第3戦 総合順位1位:アントニオ・カイローリ(KTM)2位:ケン・デダイカー(KTM)3位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)4位:ケビン・ストライボス(スズキ)5位:マキシミリアン・ナグル(ホンダ)6位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)■2013 WMX ポイントランキング1位:アントニオ・カイローリ(KTM)142P2位:クレメン・デサール(スズキ)116P3位:ケン・デダイカー(KTM)115P4位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)108P5位:ケビン・ストライボス(スズキ)89P6位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)87P