富士通は、RFIDなどのAITタグを航空機部品に貼付し、部品の個体管理と正確なトレーサビリティを実現する航空業界向けのソリューションを、全世界の航空機部品サプライヤー向けに拡充する。
新しいソリューションは、バーコードやRFIDなどの自動個品識別技術を持つタグ、リーダ・ライタ、ミドルウェア、アプリケーションで構成し、航空業界で求められる厳しい耐環境性規定と、航空業界の標準データフォーマットである「ATAスペック2000チャプター9-5」に準拠する。
航空機部品サプライヤーは、製造段階から各部品にタグを貼付することで、部品の製造年月日、部品構成情報、整備履歴などを、業界要求に準拠したフォーマットで一元管理することができる。航空機部品の製造から整備までの各ライフサイクルで、正確なトレーサビリティ(履歴)を実現する。
安全性が重要視される航空機業界向けに、部品管理の正確性と効率化、部品サプライチェーンの見える化による納期短縮や、欠品防止を図るとともに、流通在庫を含む在庫や仕掛品の削減によるキャッシュフローの最大化にも貢献していく。