ルネサス、低遅延処理に対応したマルチフォーマットビデオコーデックハードウェアIPを開発

自動車 ビジネス 企業動向
LSI(イメージ)
  • LSI(イメージ)
  • ルネサス エレクトロニクス(イメージ)

ルネサス エレクトロニクスは、低遅延処理に対応したマルチフォーマットビデオコーデックハードウェアIPを開発、4月よりサンプル出荷を開始すると発表した。

新ハードウェアIPは、ハイビジョン画像等に対応した車載情報端末やスマートフォン、タブレットなどのモバイル機器、および産業機器等向けに開発。車載エンタテインメントシステムのリアシートディスプレイへのワイヤレス伝送やテレビ会議システムなど、映像のリアルタイム伝送に適した最小1msの低遅延処理の実現する。

また、マルチフォーマット対応の拡充としてWEBサービスでの展開が期待されるVP8動画コーデックのエンコード機能に対応したほか、従来比2倍となるフルHD解像度(1920×1080)の60フレーム/秒のエンコード・デコード処理を実現する。

加えて、同社モバイル向け従来SoC搭載IPと同等レベルのハードウェア規模・低消費電力や、128ビット幅の広帯域データバスへの対応、Androidモバイルテクノロジープラットフォーム等が採用する画像フォーマットの対応等を実現。これらの特長により、様々なアプリケーションで用いられるビデオエンコードおよびデコードを単一ハードウェアで処理することができ、高いコストパフォーマンスを提供する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集