フェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われたNASCAR スプリントカップ第2戦、サブウェイ500レースで176ラップ目にダニカ・パトリックの車がバリアに衝突。コース中央にリバウンドしたところでデビッド・レーガンと接触して車が大破、リタイアとなった。
パトリックとレーガンに怪我はなかった。
このフェニックスのレーストラックはコーナーのバンクが浅いことで知られ、その為にレースカーの右フロントタイヤに過度の負担がかかる傾向がある。
ダニカ・パトリックの運転する車は、176ラップ目の第4ターンで曲がりきれずにウォールに直進した。彼女はチームの無線で「右フロントがブローした」と簡潔に事故の原因を伝えた。
この日、同じタイア・トラブルに巻き込まれたのは彼女だけではなく、チームメイトのライアン・ニューマンの他、特にハンドリングに問題を抱える車を運転していた数人のドライバーがウォールに衝突する事故を起こしていた。
「右フロントがバーストすると、いつも直線的に激しく壁に衝突する。バイブレーションなどの兆候を感じなかったので、ブローを予期できなかった。」とパトリックはレース後に語った。