2020年までに建設される予定のクアラルンプール(KL)とシンガポールを結ぶ高速輸送システム(HSR)の総工費について、政府は300億リンギを割り当てる模様だ。
情報筋によると予算のうち60%は、土木工事や敷設工事などのインフラ整備に充てられる。残りは車両の購入に充てられる。予算はシンガポール側の建設費に充てられるかどうかはまだ明らかになっていないという。
一方、政府は運賃について片道で350リンギから400リンギへの設定を検討しているという。情報筋は国民が250リンギから300リンギが相場だと考えているようだが、プロジェクトへの投資の規模が巨大なため可能ではないと指摘した。
コン・チョーハ運輸相によると、HSRは途中▽セレンバン▽アイル・ケロー▽ムアル▽バトゥ・パハ▽イスカンダル・マレーシアの5つの駅を通る路線となる見通し。