ヤマハ2013年のモータースポーツ参戦体制を発表、ロッシが復帰

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ヤマハ発動機は、2013年の国内外主要レースの参戦体制を発表した。

海外レースでは、ロードレース世界選手権の最高峰MotoGPクラスに、2チーム4人のライダーが参戦する。ファクトリーチームの「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」からは、2012年MotoGPクラスにて2度目のチャンピオンを獲得したホルヘ・ロレンソ選手と、昨年ランキング6位で、再びヤマハマシンに乗り換えるバレンティーノ・ロッシ選手が出場する。

サテライトチームの「モンスター・ヤマハ・テック3」からは、昨年は2度の3位表彰台獲得などでランキング7位を獲得したカル・クラッチロー選手と、昨シーズンまでMoto2クラスに参戦していた若手のブラッドリー・スミス選手が出場する。

マシンは過去6度の世界チャンピオンを獲得している「YZR-M1」。2010年以来となるライダー、コンストラクター、チームの三冠獲得を目指す。

モトクロス世界選手権・MX1クラスには、ファクトリーチームの「モンスターエナジー・ヤマハ・チーム」が参戦する。ライダーは、昨年は怪我によりランキング21位となったものの、2011年にはランキング2位を獲得しているスティーブン・フロサード選手。今シーズンからMX1クラスへのフル参戦を開始する若手ライダー、ジョエル・ローランツ選手がチームに加入する。

マシンは、市販モトクロッサー「YZ450F」をベースにファクトリーチューンを施した「YZ450FM」。

1月5日に開幕したAMAスーパークロスは「JGRMX・トヨタ・ヤマハ・チーム」が参戦する。ライダーは怪我により昨年はランキング17位となったジョシュ・グラント選手と、ランキング4位のジャスティン・ブレイトン選手。マシンは「YZ450F」。

国内では、全日本ロードレース選手権は国内最高峰JSB1000クラスに「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」から中須賀克行選手が「YZF-R1」で参戦する。昨年は自身3度目のチャンピオンを獲得するとともに、代理として出場したMotoGP第18戦バレンシアGPで2位表彰台を獲得するなど高い成績をあげた。今シーズンはヤマハライダーで初となる国内最高峰クラス4度目のチャンピオン獲得を目指す。

全日本モトクロス選手権は、国内最高峰のIA1クラスに「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」が参戦。ライダーは、昨年シーズンの序盤の怪我でランキング13位となった田中教世選手に、昨年ランキング3位の平田優選手を加えた2名体制とし、ファクトリーマシン「YZ450FM」でチャンピオン奪還を目指す。

「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」は、ヤマハスポーツバイクの専門販売店「YSP(ヤマハスポーツプラザ)」がメインスポンサーとなり、コース近隣の「YSP」の店主、店長がレース毎に監督を務める「エリア監督制度」を実施する。

全日本トライアル選手権には、国内最高峰のIAスーパークラスに「チーム・黒山レーシング・ヤマハ」の黒山健一選手が出場する。黒山選手は昨年、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の統括競技で史上最多記録となる11回目のチャンピオンを7戦全勝で他を圧倒しており、今シーズンも記録の更新を目指す。

《レスポンス編集部》

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