三井造船、5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船をレプタ・シッピングに引き渡し

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三井造船、5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「イカン・セラヤン」
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三井造船は、玉野事業所で建造したリベリアのレプタ・シッピング向け5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「イカン・セラヤン」を竣工し、2月19日に同事業所で引き渡した。

新造船は、7万立法メートルを超える大容積貨物艙を持つ5万6000重量トン型ハンディマックスバルカーで、同型船152隻目の竣工となる。

新しい規則である国際船級協会連合共通構造規則を適用することで、オペレーションの自由度と構造安全性向上の両立を図った。国内外の港湾に配慮した全長189.99mと、喫水による汎用性を確保した。

5つのホールド(貨物艙)を持ち、船自身の荷役設備として4基のクレーンを装備する。船は、荷役効率を重視するとともに、多種多様な貨物を積めるよう強度・配置を計画している。

主機関には軽量・コンパクト・高出力でMARPOL NOx排出規制を満たした三井-MAN B&Wディーゼル機関6S50MC-Cを搭載する。運航スケジュールにフレキシブルに対応できる余裕のある馬力設定としながら、常用出力で低燃費を実現するために最適なマッチングとしている。海洋環境保護のため、航海中のバラスト水の交換が可能。発電機関もMARPOL NOx排出規制を満たしている。

同社の貨物運搬船シリーズは「三井56」としてマーケットで高い評価を得ており、竣工済を含め170隻を超える受注を達成している。

《レスポンス編集部》

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