中国の奇瑞汽車は2月18日、1月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は6万0900台。前年同月比は54.4%増と、大きく伸びた。
奇瑞汽車は1997年に設立。現在では、中国自動車メーカーのビッグ5に入る大手だ。中国国内では、「チェリー」ブランド車として広く知られている。2012年3月には、英国のジャガー・ランドローバーと中国合弁会社の設立を発表している。
1月実績の6万0900台のうち、中国国内の新車販売は5万0844台。前年同月比は84.1%の大幅増だ。同社の国内販売は、2012年6月以降、好調が持続。とくに9月以降は、日本メーカーが尖閣問題の影響で販売を大きく減少させる中、市場シェアを拡大させた。
また、輸出分は1万0056台。2012年に続いて、同社は2013年も、海外市場での販売拡大を目指す。
奇瑞汽車は、「2010年後半から、品質、ブランド力、燃費性能を向上させる取り組みを続けてきた。その成果が2012年以降、チェリー各車に反映された」と説明している。