ボーイング、787型機の試験飛行が無事終了

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ボーイングは2月9日、米国ワシントン州エバレットで、787型機の試験飛行を実施した。飛行中のバッテリー状態のデータを取得するのが目的。

ボストンにある空港に駐機中の日本航空(JAL)が運航する787型機に搭載している補助電源装置バッテリーが発火した。その後、全日本空輸(ANA)の運航する787型機のメインバッテリーからの煙を探知、高松空港に緊急着陸したのを受けて、米国の当局が787型機の飛行停止を命令した。現在、日米の運輸安全委員会が発火原因などの詳細を調査している。

今回、787型機に搭載されたバッテリーの状態について詳細を調べるため、人家の無いエリアの上空に、必要最低限の人員で試験飛行が認められた。787型機が飛行したのは、787型機の飛行禁止命令が出た1月16日以来、機体の移送目的以外では初めて。

試験飛行はボーイングのパイロットと電気分野のエンジニアなど13人が搭乗して2時間19分間にわたって無事試験飛行を終えた。試験飛行は米国連邦航空局の許可を受けた上で今後も実施する。

一方、ボーイングは、787型機のトラブルについての原因究明が長期化する見通しから、航空会社に対して、787型機の納入が遅れるとの通知を開始した。

《レスポンス編集部》

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