パナソニックグループ エナジー社は、車載用ニッケル水素電池を活用したアイドリングストップシステム搭載車向けの「12V エネルギー回生システム」を開発したと発表した。
新システムは、自動車が減速時に発生するエネルギーを蓄電し再活用することで、電装品へのエネルギー供給能力を向上。加えて、駆動用のアシストモーターへの電力供給を実現することで、燃費向上に貢献する。また、同社がハイブリッド車(HEV)用電池で培った技術を基に、高温下での充電効率および耐久性を高めたセルを新たに開発し、エンジンルームへの設置が可能になるなど設置自由度の高いシステム設計を実現した。
そのほか、アイドリングストップ時にかかるバッテリーの負担を軽減し、燃費向上、メインバッテリーとなる鉛電池の長寿命化など、アイドリングストップシステムの高機能化にも貢献する。