マツダ山内社長、円高修正でも構造改革堅持

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マツダ決算会見
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  • 山内孝社長(左)
  • マツダ『CX-5』

マツダの山内孝社長は2月6日の決算発表の席上、最近の為替の円安推移について「円安ではなく、超円高の修正局面と見ている。日本のモノづくりや経済構造を維持するには1ドル100円レベルが妥当」と述べた。

マツダはリーマン・ショック後の2009年3月期に赤字転落。前期までの4期連続の赤字から脱するため、新しい環境技術の「SKYACTIV」展開やモノづくりでの革新など構造改革に取り組んできた。今期は「円高化でも収益を生み出す」(山内社長)という『CX-5』に代表されるSKYACTIV搭載車がヒット、円高の是正もあって、5期ぶりの黒字転換が確実となった。

山内社長は足元の為替水準については「まだ居心地が悪い」としながらも、「円高の修正に関係なく、一連の構造改革プランの推進を堅持していきたい」と強調した。

《池原照雄》

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