米国の自動車最大手、GMは1月28日、米国カンザス州カンザスシティーのフェアファックス工場に、6億ドル(約545億円)を投資すると発表した。
この投資は、GMが2013年、北米に行う総額15億ドル(約1360億円)の投資の一環。GMは過去10年間、フェアファックス工場に累計およそ20億ドル(約1815億円)を投資してきた。
今回の投資では、フェアファックス工場に新たな塗装設備を建設。新型のプレス加工機をはじめ、他の設備の刷新も図る。さらに効率良く生産を行うのが目的だ。
建設工事は年内に開始され、完成までに約2年を要する見込み。完成後には、工場の面積は15%拡張される。なお、工事中も通常の生産体制を取り、およそ4000名の雇用は維持される。
GMのダン・アカーソン会長兼CEOは、「今回の投資は、フェアファックス工場製のシボレー『マリブ』やビュイック『ラクロス』など、美しくかつ世界基準の車の生産を引き続き行うため」と述べている。