新疆南路を行く(4) ウルムチ お茶事情

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8月14日(火)  (2)   チャイハネ


翌朝も昨晩に引き続き、Oさんにお付き合い頂き、ウルムチのお茶屋さんへ行く。現在ラマダン中でウイグル系のお茶屋さんは皆、日中営業していない。Oさんは態々調べてくれて、回族系なら開いているということで出掛ける。


今日はいい天気だ。市内中央にある広場の近くに、そのチャイハーネはひっそりと営業していた。そこでは朝ごはんを食べる回族の人々の日常があった。我々が入って行くと、ちょっと場違いだぞ、という視線に晒されるが、既に動じるような神経は持ち合わせていない。


油餅やサラダを取り、ミルクティ、チャイを飲む。このチャイ、私には正直飲み難い。元々牛乳やチーズが苦手であるから、仕方がないが、濃いミルクの味はどうにも飲みきれない。


店を出て、Oさんお勧めの湖南省の黒茶専門店へ行く。新疆では湖南省の黒茶、特にレンガ茶と言われている安いお茶が一般的に飲まれている。今回はその歴史を知りたいと思い、やって来たのだが、残念ながら閉まっていた。更にスーパーへ行き、どんなお茶が売られているのか見てみた。


意外や紅茶が並んでいる。レンガ茶も安価なものから少し高級なイメージの物までバリエーションが出て来ていた。それに種類が思いのほか多い。これも経済発展のお蔭だろうか。


途中歩いているとラビア・カーディル女史が所有していたという建物があった。中国政府は彼女を敵と考えて攻撃しているが、建物はそのまま残っているようだ。どういう意図があるのだろうか、良く分からない。ただ新疆でも彼女のことを知らない人が増えているらしい。


 
《須賀 努》

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