シンガポールを拠点とする航空機リース会社で中国銀行の子会社であるBOCアビエーションは、エアバスA320ファミリーを50機発注した。
発注した50機のうち。25機がA320neoファミリー。エンジンは今後選定する予定。
BOCアビエーションは2010年にA320ceo(従来機)を発注しているが、A320neoファミリーの発注は今回が初めて。世界中で燃費効率の高い航空機ニーズが高まる見通しから、A320neoの発注でビジネスの成長を目指す。
今回の発注を合わせるとBOCアビエーションは合計で187機のエアバス機を発注している。うち、A320ファミリーが181機、A330ファミリーが6機で、既に131機が就航している。
A320neoは、A320ファミリーに環境効率の高い新型エンジンを搭載するオプションで、2015年に就航する予定。大型のウイングチップであるシャークレットを取り付けることで最大15%の燃料節減が可能となっている。
A318、A319、A320、A321で構成するA320ファミリーは、単通路型機のベストセラー機。合計受注数は約8900機で、現在、380社以上に5300機以上を引き渡している。