NASAは1月10日にローバー『キュリオシティ』によって撮影された、ローバーが初めてドリル作業を行う予定である、火星の岩板のイメージを公開した。
この画像は、NASAのマーズ・ローバー・キュリオシティが最初のドリル作業を行う、平坦な岩板パッチ。ローバーの望遠レンズを装備した右側マスト・カメラ(マストカム)は、午後3時10分から3時33分(火星時間の153日目、またはsol 153)に、約16フィート(5メートル)離れた位置からこの集成されたイメージを撮影した。
拡大図Aは、集積した尾根のような鉱脈が、表面から上に盛り上がっている様子を見せている。幾つかの鉱脈は、2つの壁と侵食された内部構造を持つ。拡大図Bはその特徴の幾つかの部分で、表面の下に数センチメートル、またはインチの水平の不連続が認められる。この不連続は地層や割れ目、または水平の鉱脈である可能性がある。拡大図Cは、割れ目の上に横たわる砂に穴が作られている様子を見せ、それは裂け目に砂が浸透していることを意味している。