カネカ子会社、自動車インパネ用塩ビパウダースラッシュコンパウンドの供試開始

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カネカは、連結子会社である龍田化学が自動車内装用塩化ビニルパウダースラッシュコンパウンド(PSC)市場に参入するために、自動車メーカーや成形メーカーへの供試を開始したと発表した。

現在、自動車インパネ用のパウダースラッシュは、主にポリウレタン製を使用。塩ビ製は、低温下における耐久性能や環境性能に課題があり、適応されなかった経緯があった。しかし、近年では塩ビの環境問題についても世界的に沈静化。軽量でコストメリットがあることや性能向上により、塩ビへの回帰が自動車メーカーでも始まり、採用車種も増えてきている。

インパネ用表皮材は、エアーバッグを有効に展開させるため、自動車内装用表皮材の中で最も高い品質が要求される。特にシームレス構造のエアーバックでは、展開時に表皮を突き破って飛び出すことから、表皮が脆性破壊して破片が飛び散らないようにするため、さらに厳しい要求品質となっている。

今回、同社が保有する塩ビ樹脂技術とPSCに関するノウハウ、および龍田化学が保有するインパネ用表皮材で培った配合技術を中心とした高機能化技術を融合。耐熱特性と耐寒特性の両方が要求されるインパネ用表皮材向けに改善したシームレスエアーバック対応のPSCの開発に成功した。

今後の計画としては2013年10月から本格生産開始を予定し、2年後に7億円、5年後に30億円の売り上げを目指す。
《纐纈敏也@DAYS》

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